平成２５年度　薬膳のすすめ開講式を行いました。

平成１２年６月から始まり１３年続き、東日本大震災で再開不可能かと
心配しましたが学級生の皆様の熱意で昨年　再開ができました。

震災時は薬膳教室の皆様の活躍で、半年も食事をつくり　
地域の皆様から　感謝」されました。

今後も震災時の経験を生かした　震災時にお役に立てる
　薬膳を全国に皆様にお知らせして行くつもりです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

中華料理は生薬の香りが主役、八角、花椒、五香粉、山椒。杏仁トーフの杏仁霜など
沢山の香料があります。

八角は、タミフルの原料として注目されています、値段も高騰しており、中国の役人さんが
インフルエンザの予防に「豚の角煮」を食べればよいと話した、とききました。

八角は別名「大茴香」で、からだを温める作用、鎮痛、昂奮作用があります。
漢方の専門用語で「陰虚火旺タイプ」の体質には、のぼせ、口の渇き手足のほてりなどのタイプがあり、　　　
このような方は、お勧めできません。
陰虚火旺体質の改善には、潤いや熱をさます作用の食材を食べる事をお勧めします。

１０歳未満のお子様がタミフルで問題が起きる原因は、八角の漢方的「薬性、帰経」など、どの部位に効果があるかなどの生薬の使い方や体質、タイプの見極めが重要です。
１０歳未満の異常行動も、八角の性質を知り対応する事で、タミフルを安全に使用できると思います。

薬膳のすすめ、さんま御膳

さんまご飯、薬膳風ゴーヤチャンプル、うめ練りこみそうめん、わかめの酢の物、金山寺味噌
梨の杏仁蒸し、フルーツ。


八角、枸杞入り、ゴーヤチャンプルは新型インフルエンザ対策の薬膳。
タミフルの原料が漢方薬の「八角」別名、大茴香です。

八角は現在タミフル製造の爲値段が高騰しております、生産の９割が中国で生産され
これまで中華材料に使われ、豚の角煮が有名です。

秋は乾燥の季節です、さらに年を重ねると、陰虚（身体の津液「栄養のある水分」が少なくなり
口の渇き、目の乾燥感、足腰がだるい、のぼせ、不眠、カラせきが出る、手足のほてり、午後の熱、
疲れやすい、皮膚のたるみ、便秘、目の疲れ）など症状が思いあたりませんか？

そんな時、梨の杏仁パウダー蒸しのスイーツが、肺陰虚（肺の乾燥を防ぐ）を解決します。
手軽に作れるので、秋になると呼吸器の弱い方はお試しください。

作り方　梨の芯をくりぬき、杏仁パウダーを小さじ二分の一を入れ、くりぬいた梨にふたをして
なべで１０分蒸して出来上がり。

秋刀魚ご飯、子供の頃「毎日々、ｻﾝﾏご飯」。大根おろしに醤油で食べ当時はご馳走で
とても元気がでました。ｻﾝﾏの骨も熱燙を注ぎきれいに食べた記憶があります。

ｻﾝﾏご飯と言うと、少し匂いが気になりますが、薬膳のすすめではサンマの香りと味付け
を研究した結果、炊きたての美味しいサンマご飯ができました。

レシピは、薬膳のすすめ長谷川委員長の考案です。