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川那辺 弘志
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非公開
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五行草の天婦羅を作りました

 「迷惑な雑草も知ってる人には宝」この季節、畑にはスベリヒユの大群が現れる、旺盛な繁殖力で、農家の悩みの種でもあります。黄色い小花を咲かせる、漢名馬歯莧は日本各地に広く生息する植物で、食用としても活用してます。「薬膳のすすめ」の今年のテーマはスベリヒユで、会員の皆様と農家での採集、薬膳への活用など皆様と勉強してゆきます。
7月は天婦羅を作りましたが、なかなか好評でした。効能は夏の下痢止め、虫刺されにも効果があります。
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夏の薬膳で健康

夏の薬膳をご紹介、夏は炎熱によって暑く、暑邪による体調不良が起こります。暑さで汗をかくと、体の水分を消耗し、血液が濃くなり心臓をはじめ全身に影響を及ぼします。
対策は、からだの水分を補い津液を増やします。スイカ、トマト、キュウリの夏野菜に冬瓜の
料理が効果的です。冬瓜蒸塩肉は、夏のスタミナ作りに欠かせません。
            レシピ 薬寿堂   李先生                     提供 川那辺

南国育ちの我朮の薬効

我朮は江戸時代より使用されてきた生姜科の根茎で、中国明時代の「本草綱目」にも上薬として収載されてます。薬効は活血葯に分類され、お血に使用され、血塊の吸収を促進する働きが
有るので、破血葯とも呼ばれます。日本では屋久島の我朮が戦国時代より栽培しており、恵命我神散の名で販売されてます。

婦人葯 勺薬

婦人葯の白芍は、ボタン科で薬理作用は補血、暖急止痛で、女性の生理痛、生理不順に
効果が有り、芍薬甘草湯は急性の腹痛、胆石、腰痛、ヘルニア、筋肉痛に鎮痛効果があります。
当帰芍薬散は、補血活血、建腗利水、調経止痛の効能が有り、適応症は血虚、脾虚湿盛
で皮膚に艶がない、頭がぼーとする、頭痛、手足のしびれ感、筋肉の痙攣、月経量が少ない、
遅れる、食欲不振、疲れやすい、顔手足のむくみ、頭が重い、腰や手足のひえ、腹痛、などの
症状に用います。このように当帰芍薬散は利水消腫薬なので、寒湿のこの時期、婦人病の方
に効果があります。不妊症の治療にも寒湿体質のタイプに効果が期待できます。
又、ヨモギを加えると湿を除き、暖める効果があり、芎帰膠艾湯をおすすめします。
三陸地方はこの時期、ヤマセで気温の低い日が多く、湿を除いて血行を良くしましょう。

婦人の宝 当帰

婦人葯として代表的な当帰、東北大学薬草園の見事な当帰の花。梅雨時から夏にかけて
 気仙沼地方は、ヤマセの影響で寒湿の日々が多い。又冷房病など体調を崩す方も多く。
 当帰は漢方では血虚の用いられ、血虚の基本の症状は、顔色が悪い、唇の色が薄い、
頭がふらつく、目がかすむ、視力減退、疲労感、冷え、貧血などの症状が現れる。
改善策は補血葯の当帰がおすすめです、体を温める当帰で快適な夏を過ごしましょう。


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