気仙沼港は、大昔から天然の良港と言われ、時化(しけ)からおおくの命を守ってきました。
昔から鼎ヶ浦と呼ばれ親しまれてきました、時化になると沿岸の漁船は一斉に湾に避難してきます、港は二重、三重に船が係留され、港の賑わいは大変なものです。
鼎を易の本で調べて見ると、「鼎(てい)は、元(おお)い吉にして亨(とおる)」、また
鼎は調理の形象で、黄帝は鼎で調理を行い、天地を祭祈し、賢人を養ったとあり,硬い食べ物
も鼎で煮ると柔らかくなるので、「鼎」には更新、創始の意味がありました。
鼎が浦は、器の三本の足を安波山、亀山、早馬山に例え、器を気仙沼湾と見た事でしょう。
先人の知恵はすばらしく、鼎が浦高校は女子高として80年の歴史があり、全国的にもフェイシングで有名な学校でしたが、統合により閉校しました。地元の歴史を継承する大切さを、国、県は重く考えるべきです。「祝い 世界遺産」 平泉の世界遺産を見習いたいものです。
マグロの基地として、この「鼎ヶ浦」から世界の海で活躍している、船員さんに感謝!